細かいテクニックに走る前に知っておくべき効率的な勉強法

HSPの理解を深める

勉強方法で検索するととても細かい方法論が出てきます。間違っているということはないと思いますが、まず全体象を理解した方がいいと思います。

自分は大学受験の時、成績が伸び悩みとてもつらい思いをしました。精神論がはこびり勉強ができないのは根性が無いとか不誠実だからだという論調に傷ついたのを覚えています。真面目な人ほどこれらの精神論に追い詰められるはずです。どうか自分と同じ苦しみをあじあわないように心から願っています。

そんな自分を変えてくれたのはある一冊の本との出会いでした。「偏差値が20上がる夏休み計画の立て方、ゴマブックス」久しぶりにネットで探してみるとプレミアがついていました。やっぱりいい本は評価されるのですね。表紙を見ていたら懐かしい感情が沸き起こってきました。

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この表紙がちょっといまいちな約30年前に出版された本の内容は、革新的でした。これ以降、野口先生の「超勉強」など勉強方法に関する注目が集まりました。野口先生の本はよく売れましたが、私は福井先生の「偏差値が20上がる」の方が真に価値あるものだったと思っています。なぜなら「偏差値が20上がる」の通りにやればいいだけだからです。

【必須】エアコン/自室/優れた参考書 【不要】予備校/家庭教師/高価な教材

電気屋さんの肩を持つわけではないですが、一番必要なものはエアコンです。当然ですが、設置する自分の部屋が必要です。努力でも根性でもありません。これはお金がかかりますが、何とか親が工面してあげないといけません。

一方、予備校、家庭教師および高価な教材は不要です。予備校には優れた先生がいるかもしれませんが、移動の時間は不要です。自分にあった優れた参考書を適切なペースで進めれば、予備校/家庭教師/高価な教材は不要になります。同様に図書館の利用もおすすめできません。

自分に最適な参考書を手に入れる

先に書いたとおり、まずは自分のレベルに合っていてかつ優れた参考書を見つける必要があります。「偏差値が20上がる」には各自の偏差値に応じて各教科のおすすめの参考書が2-3冊記載されています。当時の私はとてもラッキーでした。なぜなら「偏差値が20上がる」の記載の通りの参考書をやればよかったからです。

ただ今は出版から30年経ってしまっているので、「偏差値が20上がる」の通りの参考書は良くないかもしれません。「偏差値が20上がる」の著者の福井先生はまだ試験対策本を近年でもたくさん出版されています。まずはその中で勉強計画について記載されるものを探してみてはどうでしょうか?本屋で自分の直感で参考書を見つけるのはおすすめできません。勉強の内容を理解していない人がどうして優れた参考書を見つけられるでしょうか?

結論から言って、「偏差値が20上がる」のおすすめの参考書はどれもとても素晴らしいものでした。例えば以下の基礎英文問題精講は、単に英文を学ぶのに適切なだけでなく、中に引用されている文が素晴らしく引き込まれるものがありました。決してレベルの高い参考書ではありませんが、偏差値40ぐらいからやり直したい人にはお勧めです。

勉強プランに沿って、たんたんと実施していくだけ。8時間で十分。

試験勉強というとはちまきをして夜更かししてというイメージがありました。これは当時のアニメなどの影響もあると思いますが、最も悪い弊害(根性論)の一つです。勉強時間は8時間にしましょう。

もっとはるかに大切なことは復習です。はっきりいうと初回の勉強より、復習の方が大事です。エビングハウスの忘却曲線は有名になってきましたが、重要性の認知という意味ではまだそこまで理解されていないように思います。

エビングハウスの忘却曲線から導き出した、最高の復習タイミング | ガシン自習室(大宮・柏・船橋・渋谷)
以前の記事では、エビングハウスの忘却曲線の特徴についてまとめましたので、まだ見てない人は最初にこちらをご覧くだ

初回の勉強を開始しながら、徐々に復習時間を確保する勉強スケジュールを立てることが必要です。ただ計画を自分で建てるのは大変ですし、初めての人はどのくらい復習時間がどのくらいの間隔で必要かもわからないので計画が立てられないと思います。

「偏差値が20上がる」にはモデルとなるスケジュールまで記載されていました。まさに至れり尽くせりですね。スケジュールはマネできる部分も多いので参考にしてみてください。簡単にいってしまうと「偏差値が20上がる」或いは福井先生の計画本を用意して、その通りにたんたんとやる。ただそれだけです。

まれに「毎日15時間勉強してるんだよね。」などと言っている人がいますが、効率的かは疑問です。そもそも嘘かもしれません。HSPは敏感なのでそういう言葉に惑わされて「自分ももっと頑張らなくちゃ」などと思ってしまいがちですが、だまされてはいけません。決められて分量を決められたペースでやりましょう。

時間が余ったら体を動かしたり、家族と話したり、趣味や恋愛などを楽しんでいいと思います。勉強だけが人生ではありません。

最後の壁 結果がでるまで4カ月だけ待って!

最後のアドバイスは結果がでるまで4カ月待ってほしいということです。勉強を初めて1-2カ月くらいでテストを受けていまうと、効果が表れず断念してしまう可能性があります。1-2カ月では成績として表れにくいですが、3-4カ月頃から突然成績があがります。

自分は運よく4カ月頃までは模試を受けませんでした。4カ月後試験を受けるとほぼ偏差値が20上がっていました。うそのようですが、福井先生の言う通りになりました。その後無事希望する大学に進むことができました。

成果が出てくると勉強が楽しくなります。徹夜などもしていないので、この程度の小さな努力でこんなに簡単に成績があがるの?と思ったものです。是非自分のようなつらい思いをせず、しっかりと勉強して夢をつかんでください。成功を心より祈っています。

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