「こちらあみ子」は、どこか風変わりな少女、あみ子の視点から描かれる家族の物語です。美しい瀬戸内海の風景を背景に、あみ子の成長と家族の絆が静かに紡がれていきます。というくだりはAIに書いてもらった文章です。
家族のきずなが・・・などというと某××時間テレビのように薄っぺらい人情劇を想像されてしまうかたも多いかと思います。見ていただいた方ならわかると思いますが、家族のきずなはテーマでは無いような気がします。この映画のテーマはずばり、発達障害ではないでしょうか。以前紹介したHSPの集まりで発達障害の方が交流会に来ていて、正直やりづらかったと言っている方がいました。
私もよくわかります。発達障害の方は言うならばHSPの対局にいる人たちです。彼らは周囲になじめず、いじめられたり、仲間外れにされます。主人公のあみ子も典型的な発達障害のような行動を行います。映画では純粋無垢なあみ子が歩む困難な日々を坦々とつづっています。瀬戸内の美しい景色と残酷な現実が無常さを引き立てています。家族のきずななどほとんど描かれていません。
仕事でもそういった方とお付き合いしたことは何回かありました。彼らは基本的には罪が無く、純粋だと感じたのを覚えています。そして仕事でなければとてもいい友人になれる存在だと思ったことすらあります。一人の方とは仕事以外では本当に楽しく会話できました。むしろ遠慮がちなHSPが二人そろうよりもいいコンビなのかもしれません。
ただし、現実は無常です。多くの仕事は細やかな配慮の積み重ねで進めることができます。空気が読めなければ困難に直面する可能性は飛躍的にあがります。このテーマは一度真剣に取り組んだ時期があります。その時学んだのはこういった特性は少しづつ理解されつつあり、適正の高い業務、低い業務なども分かりつつあるようです。今後はこういったタイプの人も幸せに生きていけるようになると思います。
また少し話は変わりますが、あみ子と似た環境の子が小学校にいたのを覚えています。お兄ちゃんは映画と同じく、ぐれてしまいました。元気にしているかな。
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